法人概要

ごあいさつ

我々(の心)は、我々を包む(身近な)「場所」という器の中にあります。

その意味で、私たちの心は、その心が「発動」する場所(=器)に大きく影響を受けます。例えば会社では会社ならではの、学校では学校ならではの、そして家庭では家庭ならではの、それぞれ独自の「心の発動」の仕方があります。

時に、その場で生じる「問題」のため、その場での「心の発動」がうまくいかなくなる場合があります。問題を抱えていても、その「問題」の強度と影響力が強くなければ、問題を抱えたままでもなんとか機能できます(大概の人々は日々、大小様々な「問題」を抱えながらもこのように生きているのではないでしょうか?カウンセリングにくるまでもなく)。

私たちのカウンセリングは、その人の日常を機能させなくなるような「問題」の強度と影響力を、ナラティヴなアプローチでもって「解消」していくことをめざします。

「リフレクティング」という特殊な話し合い方を通して、その人とその人を包むネットワークに働きかけていきます。

これまでの「リフレクティング」を使用した臨床経験から、その効果(問題の威力を減少させる)は強く実感しています。問題は解決できなくとも問題を解消することができます。

NPO法人 対話ラボ-こころ・そだち・コミュニケーションの相談室-とは

メンタルヘルスやコミュニケーション、カウンセリングの専門家が
以下のサービスを提供する専門機関です。

企業において


企業においては、メンタルヘルスサービス(メンタルヘルスに関わる研修と精神保健相談/カウンセリング)とコミュニケーション研修(話が深く広くなる会議の仕方等、組織内コミュニケーションの円滑な展開の仕組みづくりや研修における、コミュニケーションが深まるグループワークの仕方など)を提供いたします。また、マインドフルネスに関する研修も可能です。

教育領域において


教育領域においては、生徒指導提要(改訂版)に基づき、学校教育に携わる教職員の方々と連携・協働して、様々な研修等を提供いたします。
また、保護者の方々へのワークショップや、児童生徒への予防教育を含む各種プログラムも用意いたします。さらに教職員の方々へのメンタルヘルスに関わるご相談も可能です。

医療・福祉領域において


医療・福祉領域においては、そこに従事する専門職(医師、看護師、ソーシャルワーカー、心理等)の方々への研修や(治療チームとしても機能する、ナラティヴな)スーパービジョンをお引き受けします。きわめて「治療-支援効果」の高いナラティヴなアプローチを、いかに現場に取り入れることができるのかについての研修も展開します。

支援者支援において


対人支援職( →公認心理師/臨床心理士、看護師、医師、ソーシャルワーカー、作業療法士、教員等)の方々を対象に、具体的かつ効果的な「支援者支援」を行います。
患者/クライエントや子ども/家族への対応、職場の人間関係の問題‐他職種との連携、災害派遣や現地の災害対応にあたる支援者自身の「傷つき」や「不安」等、支援者自身のメンタルヘルスへの対応を展開します。
いわゆる患者やクライエント等に対する支援者側の(スーパービジョン等の)専門的見地からの「事例検討」支援ではありません。支援者自身の「傷つき/不安」を、支援者の「主観的思い」に沿いながら/その主観的思いを中心に、支援者自身への支援的/カウンセリング的対応を行い、支援者のメンタルヘルスに寄与していく「支援者支援」です。

料金は「要相談」で個別に扱います。

オンライン・カウンセリングを行います。
ナラティヴ・アプローチと解決志向アプローチで、心の悩み/病気/症状の軽減をめざします。
不登校、鬱、人間関係、家族や発達の問題等ご相談下さい。
(詳細はサービス紹介ページ「下記に対応いたします。」をご覧ください)
尚当面、オンラインカウンセリングは日・月・火曜日でお受けします。

お子さんとの生活やコミュニケーションの場であるご家庭にファシリテーターとして私たちが訪問します。
あるいは親と(家族と)子の対話をコーディネートして、
子どもとともに家族が「話したいテーマ」でもって対話していくことを支援します。

日常的な会話以外の、これについては「かねがね、子どもと話してみたい」というものを取り上げます。
家族療法やグループ・コミュニケーションの専門家としての私たちが寄与できる
「家庭コミュニケーション支援」です。

料金:1回の対面或いは家庭訪問に付き一律
当オフィス(恵比寿)からの往復交通費+¥12,000

※上記はずべてお問い合わせフォームよりお申し込みいただけます。
※基本的にお電話でのご相談はお受けいたしません。

カウンセラー紹介

代表

田代 順

当オフィス代表 公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士
1986年国際基督教大学教育学研究科博士前期課程修了(臨床心理学専攻)
1992年成城大学文学研究科博士後期課程所定単位取得(臨床社会心理学専攻)
国立精神衛生研究所・児童部流動研究員、スクールカウンセラー、精神障害者デイケア・グループワーカー、文教大学短期大学部、岩手大学教育学部教員等を経て、山梨英和大学人間文化学部・大学院教授(臨床心理士・公認心理師養成コース)を2022年3月に定年退職。
現在、ナラティヴ・アプローチ研究室/NPO法人 対話ラボ ‐こころ・そだち・コミュニケーションの相談室‐代表。

著書


  • 小児がん病棟の子どもたち(遠見書房)
  • 社会と往還するナラティヴ・アプローチ;心の治療を再考する-臨床心理学増刊14号所収(金剛出版)
  • リフレクティング、オープンダイアローグ、ナラティヴ・メディスン;健康・医療心理学所収-(医歯薬出版)
  • いじめ魔王の冒険;臨床ナラティブアプローチ所収(ミネルヴァ書房)
  • 学校コミュニティへのアプローチ-「いじめ」を語り合う生徒と教師が語り合う・聴き合う・目撃し合う、精神障害者家族グループへの応用実践-心理教育の浸透と経験の分かち合い;学びつつ学ばれること、支えつつ支えられること;ナラティヴからコミュニケーションへ(弘文堂)
  • 心をケアする/研究する/フィールドワークする-心と「心を包む器」について;「心」のお仕事所収(河出書房新社)

他著書・論文多数。

望月 洋介

公認心理師、臨床心理士
2006年関西大学社会学研究科社会心理学専攻臨床心理学研究博士課程前期課程修了
2007年より浜松医科大学医学部附属病院精神科神経科に臨床心理士として勤務しながら、単科精神科病院、精神科クリニック、静岡市スクールカウンセラーなどにも勤務。2023年より静岡大学学術院人文社会科学領域の専任講師。様々なグループ・アプローチの実践、研究を行っている。

大西 郁子

公認心理師、臨床心理士
2015年東京成徳大学大学院心理学研究科修士課程修了(臨床心理学専攻)
現在はスクールカウンセラーとして勤務しつつ、東京成徳大学大学院心理学研究科博士後期課程に所属し、学校臨床とナラティヴ・アプローチについて研究している。

池田 詩子

臨床心理士
2023年山梨英和大学大学院人間文化研究科修士課程修了(臨床心理学専攻)
2019年より一般社団法人ポジティブ・ディシプリン コミュニティを設立し、虐待の第一次予防プログラムの普及に努め、親子関係に主眼を置いた養育者支援に携わる。現在は産後ケアに関わる心理職として勤務。

池本 しおり

臨床心理士、博士(ヒューマン・ケア科学)
2012年岡山大学大学院教育学研究科修了(教育臨床心理学専攻)
2024年筑波大学大学院人間総合科学研究科修了(ヒューマン・ケア科学専攻) 
県立高校教諭、県教育センター指導主事として勤務している間、同時に学校教育相談に携わる。現在、研究開発型企業の研究者として、ナラティヴ・アプローチによるテクノピアサポート研究を推進。文部科学大臣表彰。日本ピア・サポート学会理事。

森尾 裕子

公認心理師、2級キャリアコンサルティング技能士
2007年関西大学社会学部(心理学専攻)卒業後、大学や外部EAP支援機関、行政等で相談業務に15年従事。
現在、公立学校スクールカウンセラーとして勤務しつつ、兵庫教育大学大学院臨床心理学コース在学中。

古谷 順子

臨床心理士、公認心理師
2017年、山梨英和大学大学院人間文化研究科人間文化研究科(臨床心理学専攻)修了
クリニックに勤務しながら,ナラティブアプローチを用いたカウンセリング,心理アセスメントについて研究している。

板倉 えりか

山梨英和大学大学院修士課程修了
スクールカウンセラー、DV性暴力被害関係の相談業務、企業でのカウンセリング等に従事。

法人概要

法人名NPO法人 対話ラボ
-こころ・そだち・コミュニケーションの相談室-
代表田代 順
所在地〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-28-10

お問い合わせ

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-28-10